涅槃は遥か先 

気になった事をダラダラと書いてみようと思っています。

Work Boots 愛好記その3 ~White's Smoke Jumper(Farmer Rancher)~

大声で自慢したい事があるときにブログを更新したくなりますね。


このコロナ禍なんていわれる数年間に入っても、おかげ様でそれなりに楽しく幸せに生きてきました。退屈は感じていましたが。
その退屈をしのぐために私は好きなワークブーツの画像を見あさるという、購買意欲しか掻き立てない行動を何を間違ったのかしてしまっておりました。
不覚。

 


その結果です。

 

White’s Smoke Jumper (Farmer Rancher)

ウヒョー。カッコよすぎるっす。
憧れに憧れるWhite's boots Smoke Jamper(一説にはソールがVibram#100で無いものはFarmer Rancherというらしいです。)
Race to Toe、10inch Hight、Oiled Lather、Rolled Top、Vibram#700。という仕様でオーダーしていました。
5ヶ月ですよ。5カ月。ついに手元に。

 

個人的に無敵のオーダーだと思っているのですが、流行りのクロムエクセルとか、ハイト6インチとか、邪の道(?)に誘惑されなかったわけではありません。
まあ、私は長いブーツ好きでハイト6インチにはあまり誘惑されませんでしたが、クロムエクセルは迷ったなあ。
クロムエクセルの黒は、ション○ンちびるほどにカッコ良いのです。(下品でごめんなさい!)
あの艶といい、断面の茶色、ぞっとするほどカッコ良い。

 

クロムエクセル選んじゃうのすごく解るなあ。

 

しかし、ホーウィン社のクロムエクセルレザーは、すんごい柔らかい革なんですって。そんで傷がつきやすい。経年変化もすぐ出ちゃう。すぐ出ちゃう方が好きな人もいるのですごく良く解る。
でも私の使用環境はハードでは無いですが毎日履ける環境なんですなあ。
だったら、標準のオイルドレザーを時間かけて育てたって良い訳じゃないですか。茶芯じゃないけど。


茶芯が良いなんてあんまり思ってないなって事に気が付きましたんですよ。私は。

 

何せ25年の歳月を経ながら愛用しているRedwing#8270もPT91なんですけどいわゆる灰芯でして。(Work Boots 愛好記その1参照)

 

というよりそんなに傷が付いたりしても放っておけるような精神構造に無いようです。私の場合。

 

 

Race to Toeとフォルスタン。

 

レース・トゥ・トウ と フォルスタン

フォルスタンとレザーシューレース

これは、もう絶対なんです。スモークジャンパーのスタンダードのレーストゥの写真は持っていないので撮れないし、他の人の写真を転載も良くないかもなんでできないのですが...少し、つま先の方までシューレースを通すハトメが付く羽が長くなっているタイプなのです。
そうすると、スタンダードな方は、一般的な外羽タイプの感じなんですね。トゥのアッパーに直接縫い付けているタイプで、私の愛用のRed Wing#8875(Work Boots 愛好記その2参照)はこのタイプです。
これが、このRace to Toeはアッパーの下から羽が出てきているような感じになっていて、私にはすごくカッコよく見えています。競合になるのか、WescoのJob Masterもこのタイプがありますよね。

Job Master はもっと派手でかなりつま先の方まで来ています。
更にフォルスタンは、つま先を隠すほどにデカくて派手です。カッコ良いのですが私の好みとして比較すると、どちらかと言えばコッチかなあという。

 

あとハイトです。10インチ。実は今でもビーンブーツは10インチにするべきだったのではという葛藤と戦っているのです。(いずれWork Boots 愛好記その4で触れます)

 

正直、今回も8インチと10インチはうなるほど迷いました。いっそ9インチにしたろうかと思ったりもしました。
でも、スモークジャンパーは10インチなんでは無いかという所で最後は決断しました。
試しに履けなくてすごく良かった。この2インチで脱ぎ履きのしやすさはすごく差が出るはずです。とはいっても10インチも思ったほど脱ぎ履きし難くないです。シャフトの部分はすべてフックでシューレースが邪魔にならないし、タン部の革がすごく柔らかいのがその要因と思います。

ハイト10インチはスモークジャンパーでは標準丈ですからね。フォルムもすごく好きです。今のところ、履くと足首までかなり固定されてしまって動きづらさはあります。

でも個人的にはすごくカッコ良いと思っています。

 

 

それからRollde top。

 

Rolled Top

実は、先述のホーウィン社のクロムエクセルレザーという選択肢を注文するギリギリまで迷っていました。このブーツを購入したのは、京都のGulf Tradingさんですが、

https://www.gulftrading.jp/

クロムエクセルレザーの事をいろいろ聞いてみて良いところも少しウィークポイントになりえるところもすごく丁寧に教えて戴きました。そのおかげで私の購買目的にぴったりの選択が出来たと思っています。本当におススメです。

と、クロムエクセルを選択していた時は、クロムエクセルレザーの断面が茶色の感じがベラボーにカッコ良いので、Cut off topにしていたのです。

Gulf Tradingさんで教えていただいた内容として、

アメリカの人はまあ、日本人よりも少しだけおおざっぱなところがあるから、
Oiled Latherで色はBlackでRace to ToeでHight10inでCut off topでハトメやフックがBrassというのは、アメリカのどノーマルのSmoke Jamperの仕様である。
そうなれば、通常はカスタム品はコバをとソールを縫い付ける出し縫いの糸が白い糸なんだけど、アメリカのどノーマルのSmoke Jamperは耐熱糸で黒糸を使用するので、間違って出し縫いを黒い糸で縫われてしまう可能性がある。
これは注文の仕様と違うとクレームをつけられる対象ではないがそれでも問題ないか?と教えて戴きました。で、どうすれば良いかと聞いたら、もう少しカスタム要素を増やしたらそのリスクは下がると思われる、との事でした。これは、何度ものオーダーにより培わられた非常に貴重な事を教えて戴けたと今でも本当に助かったなあと思う事です。

なぜなら、もともと私はクロムエクセルの革断面で無いのなら、Rolled topの方が良いと感じていたのです。クロムエクセルレザーをやめたのに、こちらはRolled topにしていなかったのでここでそのことを思い出してRolled topにできました。

 

オーダーの内容はすごく満足です。
きっと後悔はしないと思います。
ソール関係は、いつかオールソールするときに変更すれば良いのですから。
Vibram#100は少しカッコ良いですよね。

 

他の付属品

付属のシューレースとミンクオイル。レザーシューレースも付属品です。

私はRed Wing #8875が8.5EでRed Wing #8270が8.5Dですが、#8875は厚手のソックスでもきついがいける感じ、普通のソックスでぴったり。#8270は薄手のソックスでぴったり、普通厚さのソックスでは脱ぎ履きがきつい(入ってしまえば、まあ大丈夫)という感じです。

Smoke Jumperは8.5Eを購入しました。

狙い通りジャストサイズです。個人的な印象では少し長さ方向には#8875より余裕が有りそうな気はします。でも、ぴったりと思えるくらいです。

そして、White’sの購入を検討している人で最も気になると思われるのはアーチイーズではなかろうかと思います。

 

私はまあまあ偏平足と言えるのか、自分ではいたって普通の足だと思っているのですが妻には偏平足だと言われます。

その足でアーチイーズを体験した感想としては、すごいフィット感で痛さや違和感は全くありません。これは履いてみないと合う合わないは分からないかもしれません。

個人的にはそんなに履く人を選ぶような仕様では無いようにも思えます。

 

履いた感じです。

私が履いた感じです。まだこなれていません。

ブーツの全容はこちらです。

ハイト10インチの高さ感

 

なんにしても、このブーツは見れば見るほどカッコ良いブーツです。

世界中のワークブーツファンに憧れ続けさせられるだけの魅力があると個人的には思います。

さあ、ガンガン履いてまたエイジングの感じを数年後にお知らせ出来たらと思います。

White'sライフを楽しみます。