Work Boots 愛好記 その2 ~Red Wing #8875~
私はワークブーツが好きです。
第2弾という訳なのですが、またRed Wingです。
実は私の名前が直訳するとこのような感じなのです。
全国的には珍しい苗字なのか解りませんが、私の地元では石を投げればあたる名字です。地元の学校ではクラスに2~3人は当たり前にいます。
先日紹介した#8270は、学生時代に購入していて私が学生時代を過ごした土地では比較的珍しい苗字だったのでこのブランドに愛着が深くなりました。
我々世代のイメージではRed Wingと聞いて、今では最初に名前が挙がる事もあるかもしれないベックマンを想像する人は稀です。
私はこの#8875が好きすぎて#875にはあまり興味が無かったのでアイリッシュセッターという通称も他人ごとです。
まあ、知識として定番はこの色ではない事は知っているのです。
でも、何でしょう。私は本当にこの色がすきなんですなあ。
何でも#875は、履いて履いてオイルアップを続けて、いい感じで経年変化するとこういう明るい色になるんだそうです。
それを最初っからこの色でって人がこの#8875を求めるのでしょうか?
私はそういう感じでは無かったので、この色をいい感じで経年変化したらどうなるのかを見ていこうと思います。
Red Wingを最初に買ったのは先日紹介した#8270なのですが、今も当時もワークブーツをどんどん買って履かずにおいておくことができない性分なのです。
どちらかというと好きな靴が何足もあったらなぜ足は2本しかないのだろうと思ってしまう、履く事に喜びを見出している方でして。
そんな訳で、#8270を履きに履いていた時は買えずにいました。
足は2本しかありませんしね。
バイクに乗らなくなって、もう少し日本文化に寛容なブーツが欲しいと思い始めた結果、#8875は2009年とかに買ったように記憶しています。
それからというもの、私はオールシーズンどんな季節でも、休日には必ずと言っていいほど履く靴になりました。
棲み分けとして、前回紹介の#8270が「バイク用」だったのを「仕事用」にしたとすれば、この#8875は「常用」もしくは本末転倒ですが「スニーカー」です。
他のワークブーツから一線を隔したスニーカーのような軽い履き心地。6インチという何とも扱いやすいハイト。
服を選ばないどんなものにも合わせてしまえる万能性。何よりカッコ良い。
全てにおいて完璧です。
そのぐらいこの靴が大好きです。
購入したのはずいぶん歳がいってからなのですが、実は私、2002年にもこの靴を買っているのです。
2002年というのは、私が結婚する前の年です。
その年、次の年に私の苗字になる妻の誕生日に買うたったのです。
これがその現物ですが、当時女性用のサイズのワークブーツなどと言うものが市場にはあまり無くて非常に苦労して購入しました。
妻のものなのですが、まあ本当にかかとの部分のフォルム、カッコ良くないですか?
私のものと少し違う気がします。
この小さいサイズのラスト、踵のあたり本当にWhite'sを彷彿とさせるようなセクシーさがあります。
なんとも羨ましい。
私が履けるわけではありませんが。
私のものは比較的新しいので、やはり年代によってラストに違いがあるのかなあなんて考えてしまいます。(確かな情報は持っていません)
#8270を買うタイミングで#8875を買っていたらこのセクシーな踵のラストだったのかなあなどと思いはしますが、#8270も好きですからねえ。
実は#8270はまだソール交換をしていないのですが、こちらは2回しています。
どれだけ履く回数が違うかですね。
取扱店に持ち込んでリペアしているのでオリジナルのソールが付いています。Red Wing Japanの息のかかったリペア工房でしょうか。
それともアメリカに行ってきたのかなあ。
次の時は、国内の信用できる修理屋さんに持ち込もうと思っています。
ソールはVibram#4014でやります。ヒールの積み上げ入れてもカッコ良いなと思うのですが、その守備範囲には他の愛用品がいますし。
このブーツはこのブーツのまま、私のローテーションメンバーに居て欲しいと思います。
因みに妻もまだオールソールしていません。
あまり履いていないんですよね。大事にはしてくれているのですが。
まあ、なんていうか男臭のするブーツだと個人的には思っていて、更にこの踵はね...
女性は服とかに合わせ難いんでしょうな。
息子や娘も足のサイズがそろそろ安定しそうなのでそうなったらタイミングを見計らって2人にも買おうと思っています。
その時は#875やらベックマンのバーガンディ#9011とかはどうだろうと思っているのですが、息子に聞いたら「#8875一択でしょ」と言われました。
高校生になった息子におそろいのブーツ一択なんて言われる幸運を私は噛み締めてしまいます。
私が愛し、妻が愛しているだろうこの#8875を家族みんなで一生履き続けるという、そういう価値のある靴だと思っています。